2009年1月31日土曜日

新スタジアム建設への課題

[読売新聞]新スタジアム、8月着工目指す
http://osaka.yomiuri.co.jp/sp_j_kansai/20090130ks01.htm
[デイリー]G大阪、2011年中に新スタジム完成へ
http://www.daily.co.jp/soccer/2009/01/30/0001678010.shtml



とうとう念願のサッカー専用スタジアムが来てしまうのか?正直死ぬまでにできればいいやと思っていたのだが。
いやいや、まだまだぬか喜びになってはいけない…でも期待してしまいますね。
今までの報道やネットでの情報をまとめると以下の通りらしい。

・夏ぐらいまでに新スタジアムの概要を決定する
・2011年に完成予定(2011シーズン中or2012シーズンイン)
・キャパは3万人程度
・建築予算は150-160億円
・出資は100億程度は目処がついてる。サポーターにも協力を請う。
・土地は現在交渉中

もう結構具体的だな。ある程度スケジュールが引かれていて、いくつかの障害をクリアすれば計画にGoがでるといったところとみる。

そこでスタジアム建設の障害をいくつか予測してみよう。

【課題1.予算】
 普通はこの不況下一番の難関だろう。パナソニック様も苦しいとの報道も出ていることだし。でもある程度目処が付いているという社長の言質もあるわけで、信じるしかないな。
 
【課題2.土地確保】
 ガンバの場合一番やっかいな問題。だいたい北摂地域でスタジアムが建つくらいの空き地なんかが見逃されているわけが無い。そこで一番の候補地が現在休園中のエキスポランドになるわけだ。但しこの土地は権利関係が非常にややこしい。
土地自体は
国有地→独立行政法人日本万国博覧会記念機構→エキスポランドの指定管理者
という流れで委託されている。つまり、この三者を納得させなければならないわけだ。
・国は問題ないと思われる。独法を解散させむしろ大阪府や地元市町村に土地を委譲しようとしていたくらいだ。
・エキスポ指定管理者は民事再生を図っているが新しいスポンサーを見つけて立ち直るのは難しいだろう。再生案の提出期限が2月24日になっているので見守りたい。
・問題は独立行政法人日本万国博覧会記念機構だろうな。天下り天国の独法の中の人が新しいコトを始めようとするかだ。どうせ数年で解散させられるんだったら何もしないほうが得ってなると最悪だ。このへんは政治力で突破するしかないな。

【3.スタジアムアクセス】
 これは全く問題ない。モノレール彩都線から本線に最寄り駅が移るので輸送能力は格段に高まるはず。駐車場も中央+南を使えばキャパは増大する。
JR茨木駅方面からのお客様の便が若干悪くなるのはマイナスか。


【4.周辺環境への配慮】

 騒音問題や渋滞等。こちらもOK。逆に住宅地から離れることができるので、21時以降鳴り物を使った応援禁止というルールが無くなるはず。

 
【5.余剰土地の活用】

 実はこの選定に時間がかかると思っている。下の写真を見て欲しい。

これは3万人規模で私が勝手に理想だと思っているフォルクスワーゲンアリーナをエキスポランドに当てはめてみたもの。半分以上の土地が余っていることがわかる。
スタジアム設計や建設にあたってはこの土地とどう相乗効果を出すか、さらに万博の理念とすり合わせるかがポイントになってくると考えられる。
ただ夢も広がるところなので結構重要だな。このネタについては長くなりそうなので別エントリに回そう。

つらつら書いてみたがクリティカルなハードルは万博記念機構をどう攻略するかだな。
サポーター的にどうしようもないところなので非常にもどかしいところではある。うーむ。

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